
剣岳(八峰)
夜中の雷と屋根を打つ大雨の音で剣岳への登山は中止かと眠りも浅く目覚める!
早めの食事を終えて登山道に立つ頃は雨も上がり視界も出てきた
視線の先には一服剣のピークが早くと私たちを誘う
二つの鎖場を過ぎるとトリカブトの花が群生してる斜面に着き
しばし見とれて先へと進む 前剣で休憩をとりコルへ下ると
いよいよカニのタテバイだ。見上げる岩壁は手強そうだ
鎖と足場を確保して登る。無心に登り切ると山頂が目の前に迫った
岩のゴツゴツとした道を辿り着いたところが剣のピーク思わずバンザーイと大きな声で感激を表した。

登山道より剣山荘 トリカブトの群生地
夜中の雷も雨も嘘のように止み晴れ間が覗く天候だ!
半ば諦めてた剱登頂へ出発 小屋より先は岩肌の剥き出しになった登山道が続く
険しい登山道の脇にトリカブトの群生を見つけ一呼吸をする。

前 剣 別山〜剣御前
わき上がるガスも一休み 前剱や別山方面も山並みが現れた
先行する登山者の姿が道を進む その先にはガスが頭を覆う剱の姿を見ることが出来た。

剣御前 〜 雲を帽子に大日岳

中央に鹿島槍ヶ岳 前剣岳にて(su−さん SEI Nabeちゃん)
前剣で一休み 東の方面には鹿島槍や五竜〜唐松岳と肩を並べてる
眼下に目をやると怪しげな雲が湧き出した ん〜 何とか山頂に着くまでガスよ上がるなとお祈りm(_ _)m

su−さんそんなに下を覗いて大丈夫 剱 岳
平蔵の頭に在る鎖場は緊張が高まる 落ちれば落ちます・・・
岩に寄り添うように進むNabeちゃんとGonちゃんをよそ目に眼下を覗くsu−さん 危ねべな〜
まもなく剱のタテ&ヨコが待ってる 眼前には青空に聳える剱の勇壮が迫る!のでした。

剱の岩肌 カニノタテバイ(登る人を見つけることが出来るかな) ↑ (@_@)
青空が広がる剱のタテバイ 遠望に登山者が岩に張り付き登る姿が見える
この頃までは青空が広がるが なんと私たちがタテバイに取り付く頃はガスで覆われた
岩に吊された鎖 垂直に登るカニのタテバイは緊張します 何も考えず無心に登ると足場の安定した場所に出た

カニのタテバイ
岩道を辿ると其処には剱のピークが現れる
2999mと書かれた文字 剣岳のピークに立つことが出来ました。

nabeちゃん suーさん

SEI Gonちゃん su−さん
山頂はガスに覆われ展望は在りません
それでも直ぐに下りることを拒み山頂の感激と感動を胸に納める時間を惜しむのでした。

山頂の神社 カニのヨコバイ(su−さん)
山頂の神社にお祈りをして下山 直ぐに待ってるのはカニのヨコバイです
固定された鎖を頼りに真横に進む。

梯子から垂直の鎖場
連続して梯子と垂直の鎖場 これで難所は終わり
一呼吸を入れて平蔵のコルに着く

平蔵のコルに咲くコマクサ
剱岳にコマクサが咲いてると言う話はあまり聞かない
コルの西側に咲くコマクサをGonちゃんが見つけ写真に納めました。

一休み 雷鳥がお出迎え
のんびりと下山を楽しんでると雷鳥がひょっこり出て来た 愛くるしい顔立ちに人懐こい仕草はアルプスの象徴です
しばし周りを歩き回る雷鳥をカメラを手に追いかける姿は滑稽でした。。。
無事に下山
天気予報では絶対雨と諦めてた剱登頂が出来て一言
「日頃の行いが幸を通した」と誰が言ったか言わないか剱山荘に笑いの声が響き渡る

いつもの儀式です
今日の宿は剱沢小屋ですが 小屋まで待てないと剱山荘で泡を頂く
登頂を祝う私たちに笑顔が消えることはなかった。
17日に続く
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