今熊山平成21年6月21日


天候(曇り〜晴れ)                                今回のコース




霞が懸かるブナ林

郡山を出るときには大雨です
東北道〜山形道と同じく雨です・・・・今日は登るのを諦めるか・・?


そんな気持ちで登山口へ
ところが今神温泉登山口に着くと同時に雨が上がり
青空まで覗く天候に早変わりです
天気の神様が私達を歓迎してくれたのか喜び勇んで登山道を進む!

短い急登を過ぎるとブナ林の緩斜面が現れる靄がかかり神秘的だ


そこから20分くらいで御池に着く 池の中には丸いピンポン球位の
不思議な白い固まりが数個見られる何の卵なのか・・?

池の縁には大きなミズバショウの葉が群生してた
池の辺りを進み10分位で浄ノ滝の分岐に着いた 分岐のブナの巨木を眺め下るとと間もなくして
道は無くなり藪で埋まってる無理に進むが雨上がりの急斜面は危険がいっぱい
直ぐに引き返し山頂に向かった。。。


稜線に出て御池を眼下に進むと前方に現れたのは岩の切り立った崖です
少し登り様子を見るが崩れやすい岩場は手駆けも不安定
恐る恐る崖から下りた


トラバース道が在るはずと回りを見ると鎖の下がる急降下の道を発見して慎重に足場を固めて下る
急降下の次は岩の急斜面だ 次は・・・・と・・・低山ながら恐怖の山でした

雨上がりや雨の日に行く山では在りませんね!





 

今神温泉の看板                          今神温泉(立ち入り禁止の為此処まで)

地元では有名な今神温泉に着く 中を探索しようと入るが看板に進入禁止の案内が在る
仕方なく今神温泉の由来や祠の奉られる所までで戻ることにしました





 

案内板                    祠

1260年の伝統ある温泉だけに入浴できれば嬉しいのであるが湯治客専用の温泉のようです
ここまで来るのに林道ですれ違った車は2台だけ秘湯の中の秘湯と思われる





 

案内板                          登山口で!

山奥にもかかわらず此処は鳥獣保護区 地元で守る大切な自然で在ることを知る

準備も整い出発です
空を見上げると青空も覗く 山には雲が係り 草木は水滴をためて濃い緑色を醸しだし綺麗だ!






 

登山口(Sadaさん・Gonちゃん)                  登り始めの登山道

登山口の案内板は登山道を表示してるのではなく保全区域を現してます
「登山ガイド山形県の山」に出てる文面に引かれ訪れた山



標高は低いが峻険な山 それらは殆ど未開の山で登山道らしき物は見あたらないが
寄湯で知られた今神温泉から高倉山と今熊山に登山道が通じてる





 

木の幹で休憩                       ブナ林

登り始めて直ぐにブナ林が現れた
霞が懸かる風景は神秘的で美味しい空気の密度が高い 巨木も多く大きな岩に鎮座する木も目を引きます





  

御池の道標                   まっすぐ伸びたブナ林               御池

道標の脇を進み登り切ったところから少し下ったところに御池が現れた





 

御池に映る逆絵                   登山道

御池には奇妙な卵(白いピンポン球位)が数個あり不思議な光景でした
此の辺りまでは登山道とハッキリ解る道が続く






 

ミズバショウ                     浄ノ滝への行く先は・・?

浄ノ滝の分岐まで来て滝方面へ下りてゆくと左に小さな沢が流れ渓流の音も聞こえる
下るほどに道が無くなり藪で埋まってきた それでも草をかき分け進むと先ほどまで降っていた雨のために
滑り足下をすくわれる このまま滝まで下るのは危険と稜線に引き返しました





 

道が藪で埋まる                  稜線のブナ

殆ど藪で埋まるコースを引き返す
稜線に在るブナの巨木まで戻り山頂方面へと進んだ

稜線から西北に高倉山を目の前に見ることが出来
東には志賀山や大葉山がガスの中に姿を確認することが出来ました




 

行く手を拒む断崖絶壁                   崖に鎮座する松の木

稜線を気持ちよく歩いてると目の前に突然に現れたゴツゴツとした岩場
ん〜〜 此処を登るの いやいや地図を見るとトラバースするように成っていたはずと回りを確認した






  

直角に下る登山道                 踏み後程度の登山道

在りました ほぼ直角に下りる鎖の下がった道が 此処は鎖が在るから未だ有り難いが
次に現れる崩れた斜面や岩場で足かけ手かけが殆ど無い場所 そして這い蹲って登る急斜面と容赦ない道だ!







 

まともな登山道は・・?                     手強い山ですね!

次々あらわれる難易度の高い道(苔が生えてて滑る)は雨上がりや降雨時は避けたい山です
標高は573mと低山だが登山ガイドに記されてるように険しい。





 

コメツツジ                   稜線に出てピース

ようやく危険箇所も通過してピースのサインはGonちゃんです







  

昼飯です             稜線のツツジ         山頂神社

山頂直下で昼飯にして大休憩(50分)をとる
休憩後は山頂まで行き祀られてる山頂神社に無事に到着と天気の神様に有り難うのお祈りです





 

御池(山頂より)                   大森山方面

眼下に見る御池(おいけ)は八方を池面に映し出す 
水面に映る絵は神々しく疲れた体を清々しい気持ちに導いてくれました





  

下りも滑る道です               可愛いですね!                下山口(殆ど藪です)

下山も言うに及ばず急斜面だ 木々につかまり慎重に下るも
間隔を置かず悲鳴が聞こえる 振り向けば尻餅のメンバーの姿がある ゆっくりね〜とSEI

次の悲鳴は は〜い SEIです
何回転けた事やら 短い距離と低山でこれ程までに汗を絞られ危険を感じたことが思い出せない
霊山で在るが結えの厳しさを教えて頂きました 

・・・今熊山に有り難う・・・

Sadaさん Gonちゃん 無事に帰ることが出来ました
雨上がりの危険な山で貴重な体験を此からの糧に致しましょうね

SEI


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