行者岳〜地蔵岳 平成20年9月21日
(栃木県の山)

天候(曇り〜小雨)               今回のコース


台風一過を信じて栃木県の山へ

 しかし高速道を走る車窓には無情にも雨が落ちる

登山口の古峯神社に着くと境内のお店から
(お茶をどうぞ〜〜) の声がかかる

お茶をご馳走になり古峰原峠へと車が走り登山口へ着いた
既に9時を回り時間的に余裕がない さ〜て出発だ と 工事現場の横を通り登山道へ進む

ガスが立ちこめた木立の中は薄暗く視界もないが ゆらゆらとゆれるガスが幻想的で心ひかれる!
霧雨が降ってるのか木々の葉からは時折おちる大粒のしずく。
ほおを伝わるしずくが胸元まで流れこんだ

先週は北アルプスで人の背中を追っての山あるき
今日の山あるきは ほんとうに静かだ こんなしずかな山あるきも時には欲しい。

踏み跡ていどの登山道 笹に付いた滴で足下をぬらす 心地良い冷たさが伝わってくる
すれ違う登山者もなく私達はしずかな山あるきを楽しむことが出来ました




 

木に取り付けられた印字の看板の前で         鳥居の奥には祠が奉られてる

古峰原峠にある広場に車を止めた 
準備をしてると3人のハイキングコースを歩くグループと出会う、どうやら行く先は反対方向の三枚岩の様だ!
私達は申し訳程度の案内板が木にくくりつけられてある登山道を行者岳方面と進む。
今日あった人は 他に地蔵の山頂で会った一人を含めて4人でした。




 

笹で覆われた道                        程なく行者岳に到着(Haruさん・Gonちゃん・Su−さん)

ヤシオの木が密集した山肌を眺めて歩きながら、春先はヤシオの花で綺麗だろうなと語りかけるが
返答がない 仕方なく紅葉時期は賑わうのかなと独り言 此処で返答がありました

「ヤシオの時期なのそれとも紅葉が一番なの」と

見渡す限り漂うガスの中で言葉が詰まり 静かな山あるきが一番とSEIの一言でした・・・(笑)





  

ヤシオのアーチ                          大岩が鎮座

木々の密集した場所は薄暗く獣の好みそうな雰囲気だ!
登山道に在った熊注意や猿に注意の看板を思い出す 古峯神社には鹿がいっぱい居たし 出るかなとキョロキョロ。






 

ガスで曇る登山道を行く              大岩山

今日の歩きは展望は皆無で足下のキノコや小さな花に遊んでもらうしかない
食用には適さないキノコは顔を出すが食べれるキノコは姿を出さない 咲き残りの花も少なくカメラも退屈そうだ。





 

唐梨子山にて                        綺麗な模様の花

約二時間の歩きで唐梨子山に着いた ここから地蔵岳までは約一時間だ
霧雨は降るもカッパを着ることもなく歩くことが出来るのが慰めと静かなしずかな山を探索する







静かな山あるきが続く

登山道は殆ど笹で覆われてる 歩きにくい所もなく新緑の時期や日差しの強い時などは
木陰や微風の中をゆっくりと歩いてみたい場所だ。





 

竜の宿                   ハガタテ平に到着

単調な山歩きにも係わらず飽きることもなく歩けるのはなぜか・・?
気のあった仲間との歩きに時々出る親父ギャグと新鮮な済んだ気候のコラボのお陰様と感謝するのでした。





 

(Gonちゃん〜Su−さん〜Haruさん) 今日の終点地蔵岳山頂です

1483mの地蔵岳に到着しました
山頂は鳥の囀りとかすかに聞こえる虫の鳴き声だけが響く 簡単な道標と三角点が祠からわずかに離れた場所に在った

静かなピークで休憩の準備をしてると年配の単独登山者が到着する
どちらの登山口からですかと挨拶を交えて話しかけると 古峯神社からと話され短い休憩を終えて下山してゆきました







山頂の料理

私達は低山の醍醐味と豪華な手料理(ほんとは大したことはない)にかかる
肉を炒め 野菜をふんだんに使った料理や炒めご飯に焼き魚等々ほかにもザックの中はピクニックの材料で溢れてた

出来上がった料理をツマミに冷たいビールがお供です
今日は寒いからとホットウイスキーを飲むメンンバーも現れる今日の山旅でした。





長い休憩も終わりました。

宴の跡を記念に下山前の写真を撮る
メンバーが長袖に着替えた中で濡れた半袖のまま元気に休んでたのはSu−さんだけでした。

ガイドブックには空けた南斜面とあるが木立で晴れた日も開けた展望とは行かない様です
落ち着いた雰囲気の山を楽しむなら是非行者岳〜地蔵岳を辿って欲しい。





 

祠とSEIです           踏み跡程度の登山道

下山前に地蔵さんのような丸い頭のSEIが一枚カシャー 傾いた祠の演出を借りて満足顔でした。
山頂直下は踏み跡程度の道が続く 笹で滑ったら滑落しそうだロープが張られた場所もあり安全に下りたい。




 

苔生した山肌と渓流

ハガタテ平の分岐を古峯神社方面に下山する
薄暗い登山道がジグザグにあり山肌は苔生し、杉の木やアセビ・ヤシオ・楢など混成してた

左右から成る小さな沢が交わり一方が登山道を横切ると斜面が穏やかになり間もなく林道終点に付く
林道は道が抉られ豪雨の爪痕を残すでこぼこ道で登山者も少ないように思われた。





 

苔と雨しずく            鹿が現れる

古峯神社に着くと雄鹿が食事中です 多くの鹿は囲いの中に居るのですが写真の鹿だけが囲いの外で自由に動いてる
これは野生の鹿が仲間のいる囲いに寄って来たのか、未だ定かではなく本人もシカとしてた。

太陽が一度も出なかった山旅になりましたが皆さんの笑顔が勝り楽しく過ごすことが出来ました
境内の女将さん美味しい饅頭とお茶をご馳走様でした
Su−さん Haruさん Gonちゃん週末は何処へ

・・・SEI・・・


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