火打山平成19年8月14日

2461.8m


天候(晴れ)猛暑の山            今回のコース


 火打山に咲くお花山




高谷池ヒュッテ手前より火打山を望む




 

笹ヶ峰登山口(Gonちゃん・SADAさん)                  ブナ林の木漏れ日


お盆の休暇を利用して新潟県に在る火打山に訪れる
高速道から登山口への道に迷い一時間のロスタイムで登山開始が予定時間より遅れた

登山口は大きな駐車場が整備されてて百台以上は止めることが出来る(キャンプ場の駐車スペースと共用)
登山口はご覧の通りの素晴らしい通用門があり此処から登山道へと進んだ。










 

黒沢橋を渡る                      登山道より北アルプスを覗くことが出来た


最初は二次林と思われるブナ林が続き木道を進む だらだらとした登りが終わると黒沢橋が現れ渓流は水量が多く
勢いをつけて流れてる・・・渓相が素晴らしくイワナの住む場所としては最高の条件が整ってると見受けた。

くねくねと曲がり急坂を登る 登山道にはムラサキの小さな花が並んで咲いてる
時折開ける空間から残雪を抱いた北アルプスの姿が見えた








  

十二曲がりを登るSADAさん


十二曲がりの道標を通過すると 石の道や木々の根を使って登る登山道に変わり 展望が閉ざされた灌木林は蒸し暑い
流れるような汗が次々と絞り出され体からは塩が吹き出てベルトやザックが白く変色する








  

富士見平分岐を行くGonちゃん                  アサギマダラ


石畳をどんどん登ると富士見平の分岐に出た此処で行程の半分くらいかなと一休み 
道中ではアサギマダラが多く飛んでいた(ヒラヒラと飛ぶ不思議な習性の蝶)











  

東京から来た若いグループの登山者と一休み                 焼 山


若いメンバー(地元出身の登山者が居る)と休むSADAさんは笑顔がこぼれた
此処からは木々の背丈も低くなり太陽の日差しをまともに受ける為に猛暑の熱は手を緩めることなく襲いかかる
遠望の焼山も心なしか山頂が日焼けして赤く見える










高谷池の湿原


湿原は絵に描いたような景色を披露し反物でも織り込んだように鮮やかな色彩が見られる
草紅葉の始まりか茶色に湿原を衣替えした所もある











湿原と高谷池ヒュッテ(お泊まりの山小屋)


道中の高台から高谷池を眺めると静かに佇むヒュッテがバランス良く空間を埋め
池塘は鏡となり青い空を跳ね返し 木々の緑を吸い込むように映しだす景色は写真を超えた異空間の絵物語である






 

天狗の庭&杢道(後方は影火打と火打山)


湿原の杢道を小気味よく進むと天狗の庭にさしかかる 天狗の庭ではワタスゲの綿が風に舞い湿原を彷徨ったのか
至る所に散らばり庭を我が物顔に占領してる 湿原には小さな白い花・・背丈の高い草の根元に寄り添い咲いていました










 

ヒメシャジンの群生地              雷鳥平に沸き上がる雲


火打山の山頂は直ぐ其処に見えるがなかなか到達できない 山頂直下の木の階段は疲れた体にはしんどい
気を紛らす為に展望を楽しむ 東の方面は視界があるが西の雨飾山の方角は雲に覆われてた
足下にはマルバダケブキやヒメシャジン・トリカブトの花が咲く!








 

青空とマルバダケブキ               雷鳥平


真夏の登山道は乾き歩くたびに砂ぼこりが上がる 運が良ければ雷鳥にと思ってたがハイマツが見あたらない場所で
ライチョウが現れるのか それとも暑さで日陰に潜み昼寝でもしてるのか姿を見せることは無かった









 

稜線越しに妙高山                  山頂より天狗の庭の湿原


間もなく山頂だ 振り返り今来た稜線を眺める 雲がどんどん沸き上がる様は山が動いてる様にも見える
雲の日陰がコントラストに強弱を付け山の形を変える 迫るように膨張したり消えたりする山の模様は神々しく神秘的でした











 

山頂にて(Gonちゃん・SADAさん・SEI)


無事に山頂到着 記念写真の後はお決まりのビールタイム ビールってこんなに旨かったっけ新発見と意味深な言葉
猛暑の山頂にビールは最高に合う飲み物と今更ながらの会話に酔いました









逆さ火打山


池塘に映る逆火打山 無風の湿原に醸し出された影絵は真夏の暑さを忘れさせる絶景でした









 

高谷池ヒュッテにて(SEI・スピッツちゃん・クマさん)


山頂を後にして目指したのはお泊まりの宿 高谷池ヒュッテ
ヒュッテに着くなり外のテーブルでビールを煽る生ぬるいビールは苦く好まない
それではとガラス瓶ごと持ってきたウイスキーを取り出し水割りを飲む 目線を移しふと目をやると小さなお顔の美人さんが目に留まる
そこでSEIの悪い癖が出てしまう すみません一緒に飲みませんかと余計なお世話・・・・・m(_ _)m

最初はキッパリと断られたが愛嬌のある(独りよがり)SEI 話をする中でお近づきを頂き一緒に飲むことになる
大阪から来ましたクマさんとスピッツちゃん クマさんは最初は怖そうでしたが優しい方でスピッツちゃんにめろめろ
Gonちゃんと同い年で性格まで似てると意気投合のスピッツちゃんとGonちゃん SADAさんも遅ればせながら参入して夜な夜な飲み明かす

外は黒い軍団が攻めてくるために小屋の中でテーブルを囲み飲み明かし話が弾む
お二人さんはこれから三泊して帰るそうなので明日(18日)の夜には無事に帰宅するはずだ

スピッツちゃんクマさんありがとうございました
私達は15日に妙高山に登り夜中の10時に郡山に帰りました
今度は東北の地でスキー&ボードで合流いたしましょうね

SADAさんGonちゃんお疲れ様でした
15日の妙高山へ続く

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