乗鞍岳平成18年3月20日
2436m


天候(地吹雪)              今回のコース



 

朝は鹿島槍や五竜岳の展望もあり・・・だが          準備完了(元気に出発)






 

ゲレンデに人の気配なし          風が強くなって来る






 

成城大学小屋が後方に見える              1880mから振り返る






 

森林限界を過ぎると地吹雪に         一瞬日差しが






 

強風に飛ばされないように岳樺にしがみつく           途中撤退して下山

(地吹雪でカメラを出すことも出来ず記録写真なし)









窪地で食事 (暖かい鍋を食べるが震えが止まらない)なのにビール???











谷筋を滑降









 

ゲレンデに無事に到着


2005年の乗鞍岳山スキーリベンジにと訪れた北の地
宿の窓には強い日差しが感じ取れる朝 やったー今日の天候は最高や!!
元気に飛び起き準備万端 朝食はご飯を二膳ぺろりっと平らげ出発した

ゴンドラで終点駅に到着するころから雲行きが怪しく稜線は雲の中 風が吹き付ける音が聞こえる
駅の外に出ると小雪がちらつき先行きが思惑道理には行かないようだ
天候が回復する事を祈り小さなラッセルを楽しみながら進 昨日の雪でトレースは消されていた

2000m付近の急斜面にさしかかる頃は地吹雪が強くなり時々飛ばされて転倒する
他のツアー登山者の影が見え隠れ 悲鳴に近い声が聞こえる 吹雪く白い闇の隙間に見えるのは
雪面にへばり付く登山者の姿 まるでアイスクライミングを見てるような光景でした

2100mを過ぎて天狗原まで標高差100mの位置で突風に飛ばされること数回
ツアーを続ける事による危険を考えると撤退する事が賢明と判断して下山した

下山するにもシールを外すことすら許されない地吹雪の現況 ずるずると斜面をずり落ちる
風に煽られ急斜面に足を取られ雪酔いで平衡感覚が無くなり転倒する
雪酔いは動いてるのか止まってるのか判断がつかず回りが常に動いてる感じで「うえ〜〜気持ちわり〜」す

何とか1900m位まで下った所で視界が開ける 
振り返り斜面を眺めると未だツアー登山者が数名見受けられる
地吹雪と転倒 雪酔いなどで怪我などしないように祈るばかりでした

成城大学小屋まで下り時間を確認すると既に12時を回って居ました かなり時間が係ったようである
谷を下る前に食事をする事にした 風避けの場所を見つけて雪テーブルを作る
とりわけ喉の渇きを癒そうとビールでご苦労さまでしたと乾杯!!した

暖かい鍋を食べようとガスコンロに火を付けキムチ味のお粥を作る
Kさんが武者震いが止まらないと話されたのでホッカイロを渡し貼ってもらう 私も武者震いが止まらない
相当に体温が下がってるようだ 暖かい食べ物にスープを流し込むも武者震いは改善され無いため
早々に谷を下ることにした

谷の雪は重く板が回らない 地吹雪で体力が低下してコントロール不良なのかそれとも腕が悪いのか
そこの所は問いつめない様にしよう 雪面に綺麗なシュプールが残されてるのが気に掛かる

白い悪魔と格闘すること数時間の後に無事にゲレンデに到達
飛ばされ叩きつけられ雪酔いに彷徨う乗鞍岳途中撤退のツアースキーでした
来年も来ます 何事3年目 2007年の素晴らしい滑りを夢見て栂池を後にしました

Kさん ごんちゃん 来年も来ましょう
・・・・SEI・・・・





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