雁戸山  平成18年10月8日
1484.5m  山形県

天候(暴風)                 今回のコース



風速27m (体感風速30m)の雁戸山下山路より笹雁新道の稜線

← 宮城コース登山口を強風の中出発
待ちかまえる稜線の暴風は未だ? →


しかし風の轟音は一層強くなる (笹谷街道)
← 宮城コース(笹谷街道)は

石碑や道標が多く この街道での歴史を知ることが出来た
ブナの二次林と思われる林は巨木は見あたらない  →
← 旅人が通るとお化けが出たと言われる大きな石が在る

(真ん中から二つに割れている)
風の通り道と言われる場所で  →

旅人や峠越えの馬が吹き飛ばされたと言われる
← 峠の急坂

文字の通り馬が涙を流し嫌がる道
中腹から色つきが見られる木々  →
←  笹谷峠がこの場所より
(平坦な場所)


戌亥(北西)の方向にある為に付いたと言われる
普段は簡単に渡れる沢も   →


今日は慎重に渡らねば成らない。
←  所々 登山道は藪道状態


ブドウのツタが多いが実を付けている木は殆ど無い
秋田スギと同じ日本海側に自生している杉で  →


 太平洋側では珍しく 標高1000mの大地で育った古木
←  東国山仙住寺の跡

吹雪の時の避難小屋に使われていたそうで

建物の痕跡はまったく無い 面積からしてさほど大きな寺ではなかった様だ

笹谷街道の終点  →


有耶無耶の関があり、反対側に鶏亀地蔵尊があります
←  鶏亀地蔵尊

六地蔵尊の一つ 旅人の慰霊塔として建てられたもの

分岐の道標  →
←  カケスガ峰よりハマグリ山
強風の○○平を行く!  → 
←  山形コース分岐
風よけの巻道で休憩  →
←  新山コース分岐
強風の稜線  →




蟻の戸渡りを登る

←  (*_*)

ガスに浮かぶ蟻の戸渡りピーク
吹き荒れる稜線の紅葉  →
←  山頂到着


ごんぞうさん〜SONEさん


這うように下山



笹雁新道分岐
←  風の当たらない場所は別世界

象ケ沢噴水 



湧き水で この上部には水の形跡はまったく無く
山腹から大量の水が噴出しています

←  林道より 振り返り二つの滝を見ることが出来た


予想外の低気圧の大暴れで当初予定の障子ヶ岳を変更して雁戸山に来た
登山口は風が当たらないため暴風の勢いは感じられない 杉林の登山道(笹谷街道)を入り山頂を目指す

緩斜面の道をSONEさんの案内で和気藹々の道中を楽しんだ
道中はキノコ探索と山腹を這いずり回る・・・が・・・毒キノコも無い 今年は不作なのか?しかし豪士山登山(9日の登山はキノコ三昧)でした

笹谷街道の道標の案内を見ながら登る道は楽しいハイキング
それもカケスガ峰まで 
稜線に出た私たちを待ちかまえて居たのは立って居られないほどの暴風で 色つき始めた木々の葉ももんどり打って舞い上がり
頭上ではバキバキ バキーと強烈な音を立てて太い枝が折れる 幸いブドウのツルが絡まって居たために地上までは落ちず
難を逃れることが出来ました。

蟻のと渡りに差し掛かると横殴りの暴風が容赦なく襲って来る 木に掴まり岩にしがみつき体を固定する
SONEさんが撤退か!続行するか!確かめるために先行する
しばらくすると戻って来て慎重に渡れば大丈夫と続行する事にした。

ピークを越えると山頂に着き休憩をする おにぎりを頬ばり体力を補うが(いつものように山頂宴会は中止・・(>_<)です)

 山頂の展望は無く暴風の暴れ者は あざ笑うように自然の脅威をまざまざと見せつける
笹雁新道は風の通り道が多く 稜線は低木のため立って歩くことが出来ない(這うように歩く)
4〜5回の危険地帯を無事渡ることが出来 稜線より山腹の巻道に入る
風が体を揺する事を忘れたかのように静かな林間は遠望に虹の空を慰めるように映し出した




虹の模様

急斜面の登山道は滑り危ない 危機一髪の転倒も在ったが幸 大事には至らなかった
像ヶ沢噴水で鋭気を養い林道を下ると回して置いたSONEさんの愛車が見えて安堵のため息でした


SONEさん有り難うございました ごんぞうさんお疲れ様
暴風の雁戸山登山に多くの体験と思いやりの心を頂きました・・・感謝致します

・・・SEI・・・


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