思いやりの行方  戻 る   平成18年7月28日

何気ない言葉で人を傷つけてしまった苦い経験の思いは・・・・無いだろうか!
また 人の言葉に傷つけられた経験も誰にでもあると思う

自分以外の人が居る空間で 他の人の立場や状況 また会話に気遣いを持ち話をしてるだろうか
自分の考えだけで一方的に話をしたり 人の話を無視して自己主張をく繰り返したりしてはいないか
持論を述べると時には周りの人に気を使わなくてはならないと思う

私の苦い経験で自分の命について話したときがあります
私の命は生まれたときに決まっている 命乞いをしようが日々臨終の時を考えようが命日は決まってる
此処までは許される範囲かも知りませんが 次の言葉が他人を傷つけてしまいました

「人の命は生まれたときに決まってるのではないか 若くして亡くなったり 長生きと言うのは
 個々の寿命で 世の中に必要とされてるか否かであると思う 善悪に関わらず 現世に必要と
 されてる人は生かされ なければ死んでいくと思う」

その時居合わせた人の中に(事実を私は知らなかった、後に事実を知り後悔いたしました)
息子さんを亡くしたばかりの方がいました 神妙な聴き方してた様子を思い出し
大変失礼なことを言ってしまった どの様にお詫びをしていいか途方にくれた事を思い出します

持論を並べ 他人を気遣う事を怠り 自分勝手な講釈を並べる
このような言動は何よりも深く人の心を傷つける恐れがあることを肝に命じ 行動しなければならない

身近なところで仮説を立てれば 

1)他人の職業を軽蔑した話をする
2)失恋したばかりの人の前で失恋の話をする
3)子供のことで悩んでる人の前で 親や子供を批判する
4)屈強に立たされてる人の前で倒産や破産の話をする
5)ふさぎ込んでる人の前で精神的な話をする
悩みを相談された時を除いて このような話をする時
周りの環境を知った上でお話をしなくてはならない
なぜなら何も考えないで話すことが 知らない内に人を傷つける事があるからです

好き勝手な行動を正当化して 自分は自分 人に迷惑を掛けなければ良いと
言いながらの行動こそが他人を傷つける事になると思う
傷ついた人の心は 
切り傷を治したり お腹がすいた時に空腹を満たす食事のようには行かない
治りにくく深く心に秘められた傷となることが多いのではないか!

人を思いやる心は 他人を気遣う事で 
物質的に応援したり 労力を提供したり 慰めの言葉をかけることばかりでは無い
一番大事なのは日頃から 人の心や他人の領域に入り込まないようにする
思いやりの行動ではないか 勝手な行動こそ傷つける事になり後悔しないように心がけたい。

大切な人を失い 気が付いたときには天涯孤独の身の上にならないとも限らない
思いやりの行方は大切な人の心に 「言霊」の不思議な力を教訓に。


                                 ・・・ SEI ・・・