越百山〜南駒ヶ岳〜空木岳平成21年8月15日



天候(晴れ)                          今回のコース




 

15日の朝(Su−さん・SEI)                         途中から小屋を振り返る


15日 AM4:30起床 越百避難小屋を出発はAM6:20・・・
小屋の温もりを懐にしまい込み中央アルプスの聖地に踏み出した 小屋前の細い登山道は朝露に濡れてて
足下の植物が瑞々しく気持が良い 歩きながら思い出した言葉がある それは小屋の主人の言葉

「ここは売る物は何もないが 売れるのは自然だけ自然をいっぱい楽しんでください」

小屋の記念にピンバッチが在りますかと聞いた時の言葉です





  

越百山頂を目指し登る


登り始めはシラビソ林で森林限界は未だ先のようだ 岳樺の木に大きな瘤を見つけた
よく見ると動物が木登りしてるようにも見えて成らない






 

越百山 山頂にて(Su−さん・Gonちゃん・SEI)               稜線のブロッケン現象


動くガスの中を登り始めて一時間 越百山頂に到着です
記念写真を撮り 大展望を眺めてるとSu−さんが虹だ〜と叫んだ 振り返るとガスに映し出された神秘的な画像を発見
しばしブロッケン現象の短編ドラマを見ることになりました







 

雲海の上に甲斐駒ヶ岳〜仙丈ヶ岳〜北岳〜間ノ岳の姿              奥に仙涯嶺


稜線歩きの中で分厚い雲の上に(左の写真では解りにくいと思うが)南アルプスの峰々を見ることが出来た
天気予報では晴れのはずですが忙しく動くガス そのガスの動きが作る山並みが面白いように変わる









 

南駒ヶ岳の姿が現れる


先ほどまでは姿を現さなかった南駒が青空の中から顔を出した
輪郭の鋭い迫力在る鋭峰を見つめる山人の姿・・ 此から登るピークを思う為か未だ見ぬ恋人を見てる様な眼差しでした。






  

ライオンの顔に見える岩(左端・・?)          ピークの道標


稜線歩きの楽しみの一つが奇妙な岩が多い事です
Su−さんがモアイ像を見てるようだと言えばGonちゃんが子犬の様な岩があると言うと
SEIがあれはアヒルかな等と話しが途切れることがなかった。







 

お花畑を歩くGonちゃん〜Su−さん


南駒ヶ岳に続く登山道にはお花畑が現れます
「ヒメウスユキソウやタカネツメクサ・シナノオトギリ・ヨツバシオガマ・タカネトリカブト・ハクサンフウロ等々」
中でもタカネトリカブトの紫が目を引きました。







 

気持ちの良い稜線歩き


間もなく南駒ヶ岳に着く頃に成ると下界からガスが沸き上がってきた
山並みの変化は面白いが遠望が殆ど利かない・・が・・暑くなくて良いかと強がりの言葉が飛び出す・・・(笑)







 

摺鉢窪避難小屋(赤い屋根)         南駒ヶ岳山頂にて(SEI・Gonちゃん・Su−さん)


山頂に着くと視界が閉ざされた 白い画面を背景に此処でも記念の写真をカシャー(良い顔してるね〜)

念力でガスを吹き飛ばすと眼下に摺鉢窪避難小屋が見えた
小屋の後方の山肌が削られ剥き出しになってる光景が不気味だ 記録に崩落が激しいと記されてたのを思い出す









  

南駒ヶ岳より(赤梛岳)                    山頂の祠


ガスがなければ南駒からは空木岳が確認できるはず 
暫し待つが
ピークから望むことは無かった







ガスの中から現れた空木岳(左奥)


稜線を歩いてると一瞬ガスが消えた 見事な勇壮は紛れもなく空木岳だ!
逸る心を抑えて足下の風景を楽しみながら歩く。









 

摺鉢窪避難小屋への分岐                ガスが動く稜線



摺鉢窪避難小屋の分岐までくると 小屋まで下りてお花畑を探索するか作戦会議が始まる
会議は数秒で終わる! 答えは余分な体力は使わないと探索中止の結論に達した


軟弱な私達の山記録が此処でも暴露される・・・(笑)






 

ガスの中に空木岳のピーク                             駒峰ヒュッテ(中央の小屋)



ガスに隠れる稜線の先には空木岳のピークが見え隠れ・・・
歩き始めて既に6時間を超えてる私達 いつもの道草のんびり歩き
が今日の姿にも在りました






 

空木岳山頂にて(Gonちゃん〜Su−さん〜SEI)              休憩


ようやく山頂に到着です 此処まで来るのに会った人は15人前後でしょうか北アルプスと違って
中央アルプスの静かな山旅を堪能できた

(此処でもガスが切れることはなく遠望を見ることは無かった)









 

大岩の中を通る(SEI・Su−さんGonちゃん)


山頂から木曽殿山荘までは緊張の下りだ!
最初に現れた大岩の中を通り切れ落ちた崖の登山道へと変わる







  

危険な岩場の通過


鎖場あり足かけの金具場ありと緊張の下りはガスで目先が隠れてるため恐怖を和らげる。







 

ようやく木曽殿山荘が眼下に見えた                  小屋到着


コースタイムが過ぎても現れぬ木曽殿山荘に不安が過ぎる
 道に迷ったのか それとも
山荘が引っ越してしまったのかと笑える言葉が飛び出し

GPSを覗く姿が滑稽でした。









 

小屋にて!                                              小屋の外で!
(Gonちゃん・Suzukiさん・Osoneさん・Suzukiさん・Gotouさん・Suーさん)                        (*^_^*)



山荘に着き外でビールを飲んでると 岐阜のSuzukiさん&Gotouさんが到着です
先行してた三重のOsoneさんも合流して宴会を始める よく見るとお酒を飲んでるのは我がメンバーだけだ!

皆さん品行方正でお酒は飲まないのか我がメンバーでは考えられない事態が発生しました・・・・(笑)


その後 小屋には続々と登山者が流れ込んだ話しを聞いてると予約なしの登山者が多いのにはビックリ
夕食後の食事場所まで片づけて布団を引くスタッフの姿がありました

八時消灯だが消灯前に眠りにつく 小屋の中には音程の定まらないBGM(イビキ)が流れ

いつしか記憶が薄れ疲れた体は深い眠りに誘われた。


16日に続く


戻る